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木もれびの森
オニノヤガラ(鬼の矢柄)
ラン科オニノヤガラ属
2017年6月、若松B地区で道端の伐採木のそばに、茶色の棒状のものが2株生えているのに出会いました。近くの切り株に「オニノヤガラ ラン科」と書かれた札が掛けてあります。さらに周辺を見渡してみると、コナラの木の根元にさらに4株生えているのが見られました。近寄ってみると確かにランのような花がついています。オニノヤガラは木材腐朽菌であるナラタケと共生する腐生植物なので、この地域はナラタケが豊富に存在し生育に適した場所であるようです。
名札とともに
2017年6月1日 若松
根元に4株
2017年6月1日 若松
近づいてみると
2017年6月1日 若松
翌2018年、ほぼ同じ場所に1株だけ生えているのが見られました。6月になるとラン型の花は萎れ、実のようなものが膨らんできて、その後次第に枯れていきます。
1株
2018年5月21日 若松
近寄って見ると
2018年5月21日 若松
膨らんでいます
2018年6月14日 若松
枯れ姿
2018年6月27日 若松
2019年になると同じ場所で3株芽を出していました。
芽が3株
2019年5月27日 若松
可愛らしい芽
2019年5月27日 若松
すっかり成長
2019年6月4日 若松
2020年、同じ場所でオニノヤガラの姿を見ることはできませんでした。2021年になってもその姿を現すことがなくがっかりしていたところ、約30m離れた道沿いのコナラの根元に9株のオニノヤガラを見つけました。
なんと9株も
2021年6月3日 若松
しっかり花をつけています
2021年6月3日 若松
2022年、オニノヤガラを2017年に最初に見つけた場所の周辺を見回してみたら、道から離れた林の中にそれらしい姿が見えました。駆けつけてみるとミズキの根元に3株生えています。いずれも直立ではなく少し曲がっています。
3株発見
2022年6月2日 若松
さらに周辺の木の根元を見渡したら2箇所にオニノヤガラの姿が見られました。道から離れている場所なので、これまで気付かなかった可能性があります。この中の2株は茎がかなり曲がっています。生育途中で何らかの外圧がかかったのでしょうか。
1箇所に2株
2022年6月2日 若松
もう1箇所に4株
2022年6月2日 若松
曲がっている
2022年6月2日 若松
これも曲がっている
2022年6月2日 若松
もしかするとと思い2021年に9株見つかった場所に行ってみると、1株だけ小さいのが生えていました。11日後訪れたらかなり伸びています。
前年9株あった場所
2022年6月2日 若松
伸びている
2022年6月13日 若松